ゴー宣DOJO

BLOGブログ
切通理作
2013.4.3 09:14

本日なら間に合う!二ヵ月ぶりの道場です。


泉美木蘭さんが、戸塚ヨットスクールを例に出して
体罰をめぐる話をされていたこと、
あれからずっと考えています。

「激烈なしごきについてゆければ、強者・勝者になれる、

それが、いずれ子供のためになる、という考え方」
がスパルタ教育を求める側にはあるのかもしれないけれど、

本来「スパルタ式=古代ギリシャ・スパルタの教育方針」は、

生まれた子供は親のものではなく、
国のもの=軍隊として訓練されるもの」
であり、個人がハイパー化するための手段でも
なんでもないのではないか。

私が以前戸塚ヨットの校長・戸塚宏さんにお話を
伺った時には、戸塚さんはこんなことを仰っていました。

戸塚ヨットの「しごき」とは、
わざと転覆しやすいヨットに乗らせ、
転覆することを前提に、
水におぼれるという「死」の恐怖が
あることで、眠っていた脳の一部が覚醒して、
「第六感」が芽生えることを
目的とするものである、と。

つまり訓練自体が体罰的なこと
そのものなのです。

人はかつて危険がいっぱいの自然に
囲まれて育っていた頃には、
その「第六感」を誰もが持っていた。
しかし都会化した子どもたちは
すべてがもう「遅すぎる」。

よって、その能力を覚醒させるためには
「死の恐怖」を味あわせるぐらいのことを
しなければならない。

つまり戸塚ヨット自体が
近代の個人化してしまった
人間を叩き直すためにあったのです。

戸塚ヨットが
戦後の民主主義教育への
アンチテーゼとして
保守論壇から
ある程度の支持を受けていた
理由はそこにあると思います。

しかし木蘭さんによれば
そのような過剰なハイパー化
への希求そのものが
すでにいびつなものとして
肥大化してしまっているのかもしれません。

人は体罰を激化することで、
あるいは体罰を忘れ去ることで、
どこへ行こうとしているのか。

そんなことを、みなさんと一緒に
考えたいと、
僕は思っています。

本日中ならまだ間に合います!


第35回ゴー宣道場

「体罰って何だろう?」

平成25年4月14日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。




「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

HP上の申し込みフォームからも申し込み可能です絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のHPメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。
当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。



 道場参加申し込みフォーム



引き続き、往復ハガキでの応募も受付けております絵文字:重要絵文字:記念日


入場料は、お一人1000円です。

参加ご希望の方は、

往復はがき に、『第35回参加希望』 と明記、

さらに、


1.
氏名(同伴者がいる場合はその方の氏名と続柄・関係など)

2. 住所

3. 電話番号
4. 年齢

5.
職業(学生の方は学校名)
6.
募集を知った媒体
7.
応募の理由と道場への期待

返信はがきの宛名には、ご自分の氏名・住所をご記入の上、

152-8799

東京都目黒区目黒本町1-15-16 目黒郵便局・局留め

『ゴー宣道場』代表・小林よしのり、担当・岸端


まで、お送り下さい。

応募〆切平成25年4/3(水)必着です。


当選された方にのみ
当選通知を送らせて頂きます絵文字:記念日
(往復ハガキで応募された方は返信ハガキで、ネットから応募された方は
 当選メールでの通知となります。)

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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